みぶりんイベント「大名鳥居家のお茶再発見」を開催しました。

 5月12日,19日に、壬生町上稲葉赤御堂地内でイベントが開催されました。
 明治3年に、壬生藩最後の藩主鳥居忠宝は上稲葉の赤御堂の隠居所に住むことになり、その後お茶の栽培に力を入れ製茶工場を設立しました。また、明治11年には、当時県内では他に先駆けて高等教育の場として鳥居学校を設立いたしました。
 このように、壬生の産業の中心地のひとつとして、また教育の場として栄えた赤御堂を再発見し、今も現地に残されたお茶の木を今後地域の活性化に活用できないかと提案を受け、みぶりんが中心となって今回の催しを開催いたしました。
 12日は「栃木県茶手揉み保存会」の内山功会長からお茶の摘み方を指導して頂き、約50名の参加者が茶摘みを行いました。今年は例年になく暖かい日が続き新芽が伸びていましたが、良いお茶になりそうと思い思いに摘んでいました。
 5月19日には鳥居家16代鳥居忠明さんも参加され、12日に摘んだお茶の試飲会が旧大場邸で行われました。壬生町歴史民俗資料館の中野正人館長が鳥居家や製茶工場「共産社」の足跡を解説しました。お茶の試飲会では、「栃木県茶手揉み保存会」と「壬生町茶華道協会」のもと、美味しい煎茶を皆で頂きました。お茶のお菓子として、落雁(らくがん)が配られましたが、今後、鳥居家の家紋などをかたどった落雁を作る予定とのことです。

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